第46回 世界の帆船模型展 2/6

番号   船 名 製作者
No.11    ロイヤル・キャロライン  冨井 浩
No.12    ロイヤル・キャロライン  飯沢 清雄
No.13    ロイヤル・キャロライン  前岡 幸次
No.14    ロイヤル・キャロライン  大坂 義昌
No.15    サン・ファン・バウディスタ  佐々木 紀典
 番号    船 名  製作者
No.16    プリンス・ウィレム  濱中 聖之進
No.17    ル・フルーロン  廣野 常也
No.18    エレファント  鈴木克昌
No.19    キングフィシャー  馬場 裕
No/20    リボルノ  小池 誠彦

  No.11 ロイヤル・キャロライン (ROYAL CAROLINE)

 

   製作者:冨井 浩    船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/48

   キット:自 作 《2024年度構造模型講習会 教材》     

 

 気力、体力の限界を感じ、一時期 船作りを卒業していましたが、今年度の構造模型講習会がロイヤル・キャロライン(フルスケールモデル)のレーザーカットを教材に実施すると聞き、レーザーで正確にカットされたパーツを組み立てるだけならと、軽い気持ちで作り始めました。 

 しかし、機械部品を組み立てるのとは違い、木材の歪み、接着具合などによりどうしても生じる狂いを抑え込むのに苦労しています。今回は製作途中ですが、来年の展覧会には、右舷はメインウェールから上は外板を貼り、左舷はスケルトンの状態で完成させる意気込みです。

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No.12 ロイヤル・キャロライン (ROYAL CAROLINE)

 

   製作者:飯沢 清雄    船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/48

   キット:自 作 《ANATOMYより詳細設計》   

 

 帆船模型としては人気のある王室ヨットを、自身で確立したレーザーカットによる部品製作で、且つ、完成キットとは異なる構造模型として設計した。その検証のため実際に製作中のもので、自己設計としてはグラナドに続く二作品目である。

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 No.13  ロイヤル・キャロライン (ROYAL CAROLINE)

 

   製作者:前岡 幸次    船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/48

   キット:自 作 《2024年構造模型講習会 教材》     

 

 今年度 構造模型講習会の作品。製作途中です

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 No.14  ロイヤル・キャロライン (ROYAL CAROLINE)

 

   製作者:大坂 義昌    船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/48

   キット:自 作 《2024年構造模型講習会 教材》   

 

 2024構造模型講習会で申し込んだ教材の作品です。本作品は、会員の飯沢さんが開発設計されたレーザーカット方式による構造模型のロイヤル・キャロラインです。 なお、4月中旬に教材が手元に届いてから製作着手したので、フルモデルの構造模型がどの程度まで製作できるのかは未知数ですが、製作の励みとして展覧会出展を申込みました。

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 No.15 サン・ファン・バウティスタ 

        (SANT JUAN BAUTISTA)

 

   製作者:佐々木 紀典    船 籍:日 本    建 造:1613年    縮 尺:1/94

   キット:自 作 《復元船サン・ファン・バウティスタ号大図鑑 (慶長遣欧使節船協会)》

 

 江戸時代の初め1613年に伊達政宗が欧州へ向けて使節団を派遣するために、日本人の手で造られたガレオン船です。 

 本船の模型はすでに第44回の展覧会に出展したが、何とか構造模型も造ってみたいと考えていました。本会の飯沢講師の勧めで、構造模型の設計図をPC上で作成し、その部品はレーザーカットを利用して製作する方法を試みました。 

 何度も失敗を繰り返し設計に1年半余りかかり、やっと部品カットの段階にこぎつけ、レーザーカッターを自分で操作し、カットされたものを見た時は我ながら感激しました。 設計はまだ船体外殻のみ終わったところで、今後デッキ部分の設計に入る予定です。

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 No.16 プリンス・ウィレム (PRINS WILLEM)

 

   製作者:濱中 聖之進    船 籍:オランダ    建 造:1650年    縮 尺:1/200

   キット:自 作 《PRINS WILLEM (HERMAN KETTING著)》

 

 17世紀当時、オランダ東インド会社が建造した最大の武装商船。最初の航海はオランダからバタビア(現在のジャカルタ)への航路で、帰国後はイギリスとの戦争に編入されました。

  模型は左右の船体に二分割する方式で製作。なお、製作時間は473時間/108日でした。 

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 No.17 ル・フルーロン (LE FLEURON)

 

   製作者:廣野 常也    船 籍:フランス    建 造:1729年    縮 尺:1/72

   キット:自 作 《BLAISE OLLIVIER氏の図面》    

 

 この模型のフレームは、多くのフランス船が採用している2つのフレームを合わせて1つにしたダブルフレーム構造になっています。多くの連続した滑らかな曲面を持つフレームを構造模型で作ることで、船体の美しい姿を表現することができます。

 船体中央部のキールと直交するフレームの製作は順調に進みましたが、船首と船尾の部分は独特なフレーム形状のため満足するまで何回も作ることとなり、この模型も多くの時間を費やしてしまいました。

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 No.18 エレファント (ELEPHANT)

 

   製作者:鈴木 克昌    船 籍:イギリス    建 造:1786年    縮 尺:1/72

   キット:自 作      

 

 イギリス海軍アロガント級74門三等級戦列艦。パーソンズ造船所で建造され、1786年に進水。1801年コペンハーゲンの海戦で、ネルソン提督が浅瀬に適した本船を旗艦として大勝した。

 このエレファントは会員の飯沢氏が「ヴァンガード」のキット図面を構造模型用に図面を起こしたものです。今回は船底の部屋・弾薬庫・梯子・扉やオーロップデッキを製作しました。

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 No.19 キングフィッシャー (KINGFISHER)

 

   製作者:馬場 裕    船 籍:イギリス    建 造:1770年    縮 尺:1/64

   キット:自 作 《HMS SWAN CLASS SLOOPS SEAWATCH出版社、他》

 

 スワンクラススループは6等級船列艦で1767~1780年に25隻造られました。船の長さは96ft7inch(約29m)です。”ペガサス”、”フライ”はキットがあり美しい船です。

 実船は小型ですが多くの装飾と彫刻で飾られていました。製作船名は”キングフィッシャー”ですが色々なスワンクラススループ資料からの船体になっています。

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 No.20 リボルノ (LIVORNO GALEONE MEDICEO)  

 

   製作者:小池 誠彦    船 籍:イタリア    建 造:17世紀    縮 尺:1/60   

   キット:自 作 《イタリアのキットにあった図面より構造モデルを制作》   

 

 40年程前に伊東屋経由でイタリアのキット・メーカー製の表記キットを購入したところ、ボディープランとブレッドス・プランが入っていたので、構造モデルとして製作完成したのですが、マスティングとリギングに一部不備があり、やり直したものです。

 船名のLivornoはジェノバ周辺にある都市の名前に因んだものと思われますが、メディチ家所有のガレオン船だということ以外、詳細は不明です。

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