第44回 世界の帆船模型展 6/6

番号   船 名 製作者        
No.51   ファルマス港のシシャモ網漁 福田 正彦        
No.52   灯台オンパレード 戸田 インゲボルグ        
No.53   プリンセス・シャーロット 濱中 聖之進        
No.G1   遣唐使船 高成田 潔        
No.G2   ダイヤモンド 瓜生 法男        
 
 

  No.51  ファルマス港のシシャモ網漁

 

    製作者:福田 正彦      船 籍:ー    建 造:ー    縮尺:ー

    キット:自 作(ペン画)

 

 18世紀の英国の海洋画家(英国では「海洋画」というジャンルが確立している)、カールス・ネイピア・ヘミーの油彩を、構図を一部変えてペン画にしたもの。

 細かいシシャモ網の表現と、ボートや碇泊中で洗濯物を満載した二層甲板戦列艦との対比に苦労した。整合性がありそうで、いつもそうではない海と空の表現は、ペン画にとって何枚書いても難物である。

 

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  No.52  灯台オンパレード

 

    製作者:戸田 インゲボルグ     船 籍:ー     建 造:ー    縮尺:ー

    キット:自 作(刺繡)

 

 マスを数えながら刺繍を進めた。時々間違いを直したり調整をしながら完成まで辿り着いた。図案は前から持っていたので何時か作りたいと思っていたが、大分年数が経って今頃にやっとやる気になった。

 

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  No.53  プリンセス・シャーロット 

          (PRINCESS CHARLOTTE) 

 

    製作者:濱中 聖之進    船 籍:イギリス    建 造:18世紀末    縮 尺:ー

    キット:自 作

 

 英国第一級戦列艦QUEEN CHARLOTTEのスターンギャラリーにヒントを得て創作した架空の船首像である。タイトルは参考にした艦名をパクリ「PRINCESS CHARLOTTE」と命名。像の髪形やドレスは当時の王室の肖像画等を参考に時代考証を踏まえつつ、また指の細やかな表現などはフィギュアスケートの金メダリストの画像等も参考にしながら製作した。

 額装するにあたりアクリルケースが前面に突出する特殊な形状となってしまったが、このケース製作が一番手こづった。

                     参考資料:HISTORIC SHIP MODELS

 

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  No.G1  遣唐使船                           【友情出品作品】

 

    製作者:高成田 潔    船 籍:大和国(日本)    建 造:7~8世紀    縮 尺:1/60

    キット:自 作

 

 飛鳥から奈良・平安時代にかけて唐(中国)の文化や制度、仏教を学ぶための遣唐使を乗せた船。630年から894年までの約200年間に、一回に総勢600人ほどが4隻に分乗し十数回行き来した。全長約30m、竹で編んだ帆(網代帆)に二本の檣を持つ大型構造船で、舷側に櫓を装備し帆走と櫓走を併用した。日本の帆船史上、最初の大型外洋船であったと思われる。

 この模型は、「平城宮跡歴史公園」(奈良県)と「長門の造船歴史館」(広島県呉市倉橋島)にある復元船を参考に製作した。本模型の網代帆は幅2㎜のプラペーパーを実際に編んで製作した。

         参考資料:奈良県「平城宮跡歴史公園」。広島県呉市「長門の造船歴史館」

 

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  No. G2  ダイヤモンド  (DIAMOND )          【友情出品作品】

 

    製作者:瓜生 法男    船 籍:イギリス    建 造:1812年    縮 尺:1/48

    キット:自 作

 

 ザ・ロープ中級講座時に教材として船体を作製した。沿岸警備用として12ポンドカノン砲を旋回式台に載せ、他に3ポンドカノン砲4門と1/4ポンドシーベルガン4門を装備した。帆装は図面には描かれていないギャフトップスルを追加した。

 小さな模型だが、できるだけ艤装、縮尺にこだわり製作した。船尾のオーナメントは、このような小型軍艦には取り付けられていなかったと思うが目を引く部分なので、彫刻で飾り立てた。     参考資料:故竹内久氏作図RUBY-II

 

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