番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.71 | ラトルスネーク | 西明 秀哉 | No.77 | バミューダ・スループ | 福田 正彦 | ||
No.73 | プライド・オブ・ボルチモアⅡ | 岡本 亮一 | No.78 | ボトルシップ(5点) | 高山 實 | ||
No.74 | フェア・アメリカン | 田鹿 康政 | No.79 | 大砲の試作品 | 久保田 光昭 | ||
No.75 | コンフェデラシー | 冨井 浩 | No.80 | ユーライアラス | 久保田 光昭 | ||
No.76 | コンフェデラシー | 藤田 博 | No.81 | メールボックス | 戸田インゲボルグ |
No.71 ラトルスネーク (RATTLESNAKE)
製作者:西明 秀哉 船 籍:アメリカ 建 造:1779年 縮 尺:1/64
キット:マモリ
1995年製の旧作である。名前の日本語訳は「ガラガラ蛇」である。フリゲートより下のコルベット級の小型艦で、独立戦争で活躍したが、英国に拿捕され船首部を大改造されてスマートな快速艦に変身した。戦後米国に返還された。
模型は入会3年目の作品であり、ブロックの縛り方、ロープのアイスプライスなど当時の先端技術を用いた。ガンポートは開閉可能とするとか、ガンデッキの大砲には苦労したがデッキを付けると見えなくなることに気付き、デッキは骨組だけとした。デッキはフライスで加工し、外部で組立して組み付けた。なおヤードは旋盤で削った。今見るといろいろ抜けがある。
No.73 プライド・オブ・ボルティモアⅡ
(PRIDE OF BALTIMORE II)
製作者:岡本 亮一 船 籍:アメリカ 建 造:1988年 縮 尺:1/64
キット:モデルシップウェイ
アメリカの独立戦争期に建造された船。強い傾斜の2本マスト、広い一枚甲板の操作性に優れた高速帆船で大量に作られたと云う。現代でも当時の設計図を参考に改良復元し、客船として航行している。
この模型は、復元した図面で船体を製作し、建造中のイメージで台座に乗っている。
No.74 フェア・アメリカン(FAIR AMERICAN)
製作者:田鹿 康政 船 籍:アメリカ 建 造:1778年 縮 尺:1/48
キット:モデルシップウェイ
家の建て替えの為、一年半程アパート暮しをしていた関係で木工作業を断念していました。去年引っ越しも終り、数ヶ月前から製作は再開しましたが、マストの作り直しやヤードにピアノ線を仕込んだりと難しい作業が続き、これが現在の進行状況です。来年には何とか完成を目指したいと思っています。
No.75 コンフェデラシー (CONFEDERACY)
製作者:冨井 浩 船 籍:アメリカ 建 造:1778年 縮 尺:1/64
キット:モデルシップウェイ
アメリカ コネチカットで建造されたフリゲート艦で、当時のイギリス艦と比べてガンデッキが長いスマートで美しい帆船です。
作品は、木の風味を生かし極力 塗装を避けるためにメインウェールなどには黒檀(クロ)、船体外板にはペアウッド(茶)、ブルワークにはパドック(赤)を使いました。キットは船体のみだったので、帆装を同時代のアメリカのフリゲート艦「エセックス」のアナトミー・シリーズの図面を参考に追加しました。風を一杯に受けて大海原を帆走する姿をイメージしましたが、風をはらんだセールの製作には苦労しました。
No.76 コンフェデラシー(CONFEDERACY)
製作者:藤田 博 船 籍:アメリカ 建 造:1778年 縮 尺:1/64
キット:モデルシップウェイ
この戦艦はアメリカ独立戦争時代に海軍のために建造されたもので、進水までに2ヶ年を要した。主にアメリカ大陸の海岸線の警備や商戦の護衛をしていた。1778年11月8日進水と記録されている。
同好会に入会して以来数隻のキットによる製作を体験したが、今一つ船の構造的なものが分からずにおりました。その折紹介されたものであり、製作と平行して構造模型の勉強会にも参加し学ぶことが出来ました。一方で奥の深さを知り、今の私の持てるものでは太刀打ち出来る代物でないことを知りました。それだけでも良い体験でした。
No.77 バミューダ・スループ
(BERMUDA SLOOP)
製作者:福田 正彦 船 籍:バーミューダ 建 造:1740年 縮 尺:1/60
キット:自 作
1900年に完成させた旧作である。今回出品したのは約30年間もケースにも入れず、本棚の中に保存しても、それなりに作っていれば何とか正常に保存できるという見本として展示したかったから。さすがに帆やリギンは古色蒼然となっている。船体はごくたまにワトコオイルを含ませた布で拭いている。
No.78 ボトルシップ(5点)
製作者:高山 實 船 籍:ー 建 造:ー 縮 尺:ー
キット:自 作
当会に入会する12、3年前のある日、散歩中にボトルシップを見かけて興味を持ち、橋本進氏著書「ボトルシップの作り方」を購入しました。しかし模型作りの経験が全く無かった私には作れませんでした。その後入会させていただきスケールモデルの作り方を教えていただいて5隻作ることが出来ました。
今回は原点に戻り再挑戦、稚拙な作品ですが「欲しい! かわいい!」とかのお声を頂ければ幸いです。
No.79 大砲の試作品
製作者:久保田 光昭 船 籍:イギリス 建 造:18世紀 縮 尺:1/72
キット:自 作
キットに含まれている大砲部品は、メーカーの既製品から近いサイズのものがセットされているケースが多く、製作中のアマティ/ヴィクトリー・モデルズのヴァンガード(ベレロフォンとして製作中)のキットも例外ではない。他の別売り大砲もインターネット検索して検討してみたが、許容内のサイズのものが見つからなかったり、品切れだったりで、自作を検討中である。
本来なら真鍮棒を1本ずつ削り出すのが理想的であるが、旋盤を所有しておらず電動ドリルを流用した簡易旋盤では精度がなかなか出ない。3Dプリントの活用も含めて自作を検討していきたい。
No.80 ユーライアラス (EURYALUS)
製作者:久保田 光昭 船 籍:イギリス 建 造:1803年 縮 尺:1/700
キット:Navy Books and Models
かつてSkytrex社から発売されていたホワイトメタル1/700帆装軍艦シリーズであるが、現在は新しい会社に引き継がれ、船体材質はレジンに切り替えられているが、この作品はまだホワイトメタル製である。小サイズであるためにやや甘い作りのキットであるが、大型作品製作の息抜きには良いと思う。
キットには真鍮エッチングのセールが含まれているが、薬師会員のレンズクリーニングペーパーに旗を印刷する方法を応用して、メインコースのみはグースウィング状態にした。キットでは太目だったトゲルンマスト、トゲルンヤードは0.5㎜真鍮棒に置換した。
No.81 メールボックス
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:ー 建 造:ー 縮 尺:ー
キット:自 作
主人の郵便受けとして使ってます。船は「Flying P-Liner」の一隻Preussenです。Flying P-LinerとはFerdinand Laeisz社の帆船で、すべての船名は「P」で始まってました。例えば:Peking, Padua, Preussen, Potosi, Preussen、Pamirなど。
Paduaは第二次大戦後ロシアに渡って現在の[Kruzenshtern」として活躍を続いています。Preussenは当時唯一の5本マスト帆船でした。1910年11月6日にドーバー海峡でイギリスのMS「Brighton」と衝突しその結果で沈みました。