番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.51 | アポストル・フェリペ | 小野 次郎 | No.56 | プリンス・ウィレム | 長谷川 傅 | ||
No.52 | サンタ・マリア | 星野 広 | No.57 | ムレタ | 西谷 眞宏 | ||
No.53 | サンタ・マリア | 大野 茂雄 | No.58 | レルモアンヌ・ラファイエット | 藤原 義孝 | ||
No.54 | サンタ・マリア | 須藤 博之 | No.59 | レアル・ドゥ・フランス | 常石 昭弘 | ||
No.55 | コカ | 堀岡 長紀 | No.60 | ラ・クローン | 菊地 英昭 |
No.51 アポストル・フェリペ
(APOSTOL FELIPE)
製作者:小野 次郎 船 籍:スペイン 建 造:1626年 縮 尺:1/60
キット:オックレ
アポストル・フェリペは、17世紀前半(1620年頃)にスペイン国王フィリップ4世によって建造されたスパニッシュ ガレオンである。「ラ・プラタのガレオン」に属し、スペインとアメリカを結ぶインド航路で主に金、銀、宝石を始めとする貨物輸送に従事していた。
スパニッシュ ガレオンは、スペイン帝国の海上覇権の典型となった帆船であり、最もロマンティックな船型のひとつと言われている。
今回は初めて帆付きモデルに挑戦したが、帆走時の状況など不明な点も多く課題も残したが貴重な経験であった。
No.52 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:星野 広 船 籍:スペイン 建 造:1492年 縮 尺:1/65
キット:アルテサニア
歴史上、最も有名な帆船といわれるサンタ・マリアです。スペインのバルセロナにある複製船をベースにしたキットです。リギングの図面がいい加減だったので、自分なりにアレンジしました。
No.53 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:大野 茂雄 船 籍:スペイン 建 造:1492年 縮 尺:1/45
キット:ウッディジョー
10数年前に自己流での作品です。このサンタ・マリア以外に忍路丸も作りましたがこれ以上にお見せできる代物ではありませんでした。皆さんもこれくらいの作品が出来るはずです。いやもっと素晴らしい作品が出来るはずですので、是非この横浜帆船模型同好会に入会してロマン溢れる帆船を作って下さい。
No.54 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:須藤 博之 船 籍:スペイン 建 造:1492年 縮 尺:1/45
キット:自 作
船の模型は色々作りましたが、木製の帆船に魅せられたのはこのサンタ・マリアでした。それから作り始めて、同じ物がこれで2隻目です。現存していないので型も色々ありますが、想像して細部を作るのが、楽しみのひとつです。今回も手を加えてみました。
No.55 コ カ (COCCA)
製作者:堀岡 長紀 船 籍:スペイン 建 造:15世紀 縮 尺:1/60
キット:アマティ
14、15世紀頃地中海、北大西洋沿岸で使われていたコグ(小型輸送船)。この模型の原型は、15世紀の中頃にバルセロナ近くのマタロ協会に奉納され、現在はロッテルダムのプリンスヘンドリック海事博物館に展示されており、世界最古の木製帆船模型と言われている。
船と同じ長さの一本マスト、船首と船尾にヤグラがあり、甲板を支える横梁は船外に突き出ている。船首楼下の外板は斜めのヨロイ張りとなっているのが特徴である。船体が地味なので、セールを紅白の縦縞模様にしてみた。
No.56 プリンス・ウィレム (PRINS WILLEM)
製作者:長谷川 傳 船 籍:オランダ 建 造:1650年 縮 尺:1/100
キット:コーレル
PRINS WILLEMは、17世紀後半にオランダ東インド会社(略称:VOC)が擁した全長73.5m、船幅14.5mの当時最大級の商船。1650年1月に進水、翌年5月にジャワのバタビアに向けて初の遠洋航海に出て翌52年6月に帰国、その後イギリスとの戦争のため海軍に編入され元々の武装商船にさらに大幅な武装改造が加えられた。
54年に戦役終了後、再び商船として復帰したが1661年バタビアからの帰路にシケにより10年という短い生涯を閉じた。当作品はコーレルのキットであるが、彫刻類はエポキシパテ、粘土等を用いて自作した。
No.57 ムレタ (MULETA)
製作者:西谷 眞宏 船 籍:ポルトガル 建 造:1875年 縮 尺:1/60
キット:自 作
ポルトガルの沿岸、とくにリスボンのTajo(タホ)河口でのSeixal(セイシャル)型の漁船。独特の船型がひときわ目立つ。船型に地中海やオリエントの影響も指摘されている。
MULETAの名前の由来はラテン語の「難しい操船」からきているらしい。安定性があり、風下へはよく走る。ラウンド・ボトムのフレーム構造は頑丈な造りでキール部が凹み、あの海域の干潮時の座りを考慮している。博物館資料には熊本県八代の打たせ舟を同種として紹介している。
旧作の帆をすべて換装し、艤装も見直した。
No.58 レルモアンヌ・ラファイエット
(L'HERMOINE LAFAYETTE)
製作者:藤原 義孝 船 籍:フランス 建 造:1779年 縮 尺:1/89
キット:アルテサニア
1779年に建造された12ポンド砲26門搭載のフリゲート艦です。1780年、アメリカ独立戦争を支援するため、フランスの軍人ラファイエットがハーマイオニー号で援軍を乗せて大西洋を渡り、1781年のヨークタウンの戦いで大活躍してアメリカ独立に大々的な貢献をなした。1793年の座礁事故で破壊した。
20年ほど前、ラファイエットの足跡をたどるプロジェクトが計画され、1997年から17年間かけてオリジナル艦を建造したロシュフォール(Rochefor)で復元船が完成した。
No.59 レアル・ドゥ・フランス
(REALE DE FRANCE)
製作者:常石 昭弘 船 籍:フランス 建 造:18世紀 縮 尺:1/60
キット:コーレル
REALEとは「国王旗掲揚艦」を意味する「ガレー船隊の旗艦」であるが、16~18世紀にかけて通算11隻がこの名前を冠せられ、本作品は最後期(18世紀)の模型である。全長63m、船体幅9.3mという細身の船体に59丁の櫂と1丁あたり7人、総勢413人の漕ぎ手を乗せていたが、その多くは奴隷と終身刑の受刑者であった。
主たる武装は前方に集中配置された5門の大砲であるが使い勝手は悪く、敵船に体当たりしたのちに「突撃船首」を渡って「突入」する「白兵戦」が主たる戦闘方法であった。
スッキリした派手な船を作ってみたくて、この船を選んだ。
No.60 ラ・クローン (LA COULONNE)
製作者:菊地 英昭 船 籍:フランス 建 造:1636年 縮 尺:1/98
キット:マンチュア
1636年建造のフランスの戦艦砲72門搭載の二層艦。
ラ・クローンのスマートな船体曲線にひかれて製作しましたが、手元に製作資料がありませんのでマントゥアキットの外箱の写真を参考にしました。詳しいことはわかりません。