番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.21 | パンドラ | 馬場 裕 | No.26 | キングフイッシャー | 飯沢 清雄 | ||
No.22 | パンドラ | 薬師 正徳 | No.27 | レーザーカットへの展開 | 飯沢 清雄 | ||
No.23 | パンドラ | 小菅 哲弥 | No.28 | サー・W・チャーチル | 三塚 康典 | ||
No.24 | ベローナ | 古川 真一 | No.29 | サー・W・チャーチル | 鯨井 秀雄 | ||
No.25 | 50門艦 | 村石 忠一 | No.30 | カティ・サーク | 古賀 文茂 |
No.21 パンドラ (PANDORA)
製作者:馬場 裕 船 籍:イギリス 建 造:1779年 縮 尺:1/64
キット:自 作
1779年建造の英国の24門フリゲート艦。
今回で3回(3年)の出品となります。船体構造を理解するためにフレームとビーム、あと部屋の仕切りのみで、板材は張らずにパーツを取り付けてあります。舵輪を回すとティラー経由でラダーが動作します。この様な部分を作るのが一番楽しいですね!ロアマストまでと考えていますが体力、気力と相談です。
No.22 パンドラ (PANDORA)
製作者:薬師 正徳 船 籍:イギリス 建 造:1779年 縮 尺:1/64
キット:自 作
構造模型はかねてより一度は取り組んでみたいと思っていながらもハードルが高く躊躇していた。今回、先輩諸氏の作図された図面をいただき製作を始めた。
着手して1年半が経過したが、その間に構造模型の経験者の方から冶具の製作や加工方法のアドバイスをもらいながら、アッパーデッキに取り掛かるところまでこぎ着けた。思うようには進まないがゆっくり楽しみながら製作したい。
No.23 パンドラ (PANDORA)
製作者:小菅 哲弥 船 籍:イギリス 建 造:1779年 縮 尺:1/64
キット:自 作
砲24門のフリゲート艦「パンドラ」は1779年5月に進水し、1791年8月にグレートバリアリーフの外縁で座標し沈没した船です。バウンティ号の反乱に際し、バウンティ号の取戻しと、反乱者を捕らえる使命をおびて1790年11月にポーツマスを出港した。タヒチで反乱者14名を拘束し、さらにバウンティ号と残りの反乱者を捜索したが発見できずに帰途で遭難した。
パンドラは1977年発見され、残骸の一部は発掘され、オーストラリアのクイーンズランド博物館に展示されている。
No.24 ベローナ (BELLONA)
製作者:古川 真一 船 籍:イギリス 建 造:1760年 縮 尺:1/96
キット:自 作
3回目の出品でやっとクォーターデッキまでできた。土日しか作業が出来なくて、計画では4年で完成する予定であったが、既に4年が経ってしまった。あと2年ぐらいかかりそうである。内部のポンプ室や、パウダー室(火薬室)が見えるようにリブをすこし間引いて作っているが、ガンデッキの下の兵員室、用具保管庫は折角作ったのに見えなくなってしまった。ガンデッキの兵員の生活や、下級士官の生活が感じられるように兵員の食事机や、下級士官の帆布の部屋を表現した。
何とか定年までに船体の基本的な部分は完成したいと思っている。その後、デッキの上の構造物やヘッドの彫刻などを作りこんでいきたいと思っている。
No.25 50門艦 (THE 50 GUN SHIP)
製作者:村石 忠一 船 籍:イギリス 建 造:1695年 縮 尺:1/60
キット:自 作
当時の4等級戦列艦で、12pdr Fiftiesとも言われ、ガンデッキ長131フィート(約40ⅿ)の小型戦列艦です。
このクラスの船はかなり多く使われた様で、あえて船名は付けませんでした。木材は、なし材(ペアーウッド)を主に、つげ、ローズウッド等を使いました。作り方は、オーソドックスに、キール上に ステム スターンポストを付け、下側から上に作り上げる方法で作りました。
No.26 キングフィッシャー (KINGFISHER)
製作者:飯沢 清雄 船 籍:イギリス 建 造:1770年 縮 尺:1/48
キット:Lauck Street Shipyard.LLC
部品をCNCカットで正確・詳細に再現した珍しいフレームモデルのキットである。40回展を機に完成させようと思っていたが、結局最後の仕上げが残ってしまった。しかしながらフレームモデルをキットで製作できるということは革新的なことであり、このようなキットがもっと出回ってくれると初級者にもフレームモデルがもっと身近なものになると思われる。
最近、PCで製作したフレームデータから個人でレーザーカットによる部品加工ができる可能性が見つかったので、このモデルを含めてそれらのデータ構築に挑戦してみたい。
No.27 レーザーカットへの展開
製作者:飯沢、伊藤(正)、大坂 船 籍:ー 建 造:ー 縮 尺:ー
キット:自 作
以前からフレームモデルを主体としたグラフィックスソフトによるフレーム製作図面の開発・提供を行ってきたが、このたび、それらの図面データを利用して部品のレーザーカットや艤装品の3Dプリントなどができることが判明した。これによりフレームなどの複雑・多種な部品加工が迅速かつ容易に行えるようになることが予測されたが、実用化にはそれぞれの加工機の持つ課題を克服する必要もあった。
何回かの試行を重ねた結果、それら課題に対処し、形状や寸法の精度も維持した形でのデータ化を開発することができた。フレームモデルなどのスクラッチビルドがより一層初級者にまで適用可能になると思われる。
No.28 サー・W・チャーチル
(SIR W. CHURCHILL)
製作者:三塚 康典 船 籍:イギリス 建 造:1966年 縮 尺:1/75
キット:ウッディジョー
イギリスで建造。イギリスの名宰相の名前がつけられた。建造費はイギリス全土からの寄付による。このため商船士官などを養成する他の練習船と違い、練習生は、全国各地から希望者を募集し、洋上訓練が行われた。2000年 チャ-タ-・セ-リングヨットとして改装され、ギリシャに売船。仕様は4檣トップスルスク-ナ-、全長45.7m、全幅7.6m、総トン数219トン、航海速力13ノット。
模型製作では、舵・プロペラ軸受・上甲板など、改造している。船体構造は、船の背骨にあたるキ-ル(竜骨)が喫水線と平行でないため製作しにくい。
No.29 サー・W・チャーチル
(SIR W. CHURCHILL)
製作者:鯨井 秀雄 船 籍:イギリス 建 造:1966年 縮 尺:1/75
キット:ウッディジョー
この船は、1965年青少年洋上教育用として建造された全長45.8m、クルー10名、訓練生39名定員の3本マストの帆船です。船名は第2次世界大戦時のイギリス首相に由来しています。1955年に「大型船レース」(The Tall Races)の制度ができましたが、当時イギリスにはこのレースに参加できる帆船を所有していなかったため全国の海事関係者団体などが寄付を集め、エジンバラ候をスポンサーとして本船の建造を実現させました。
まだ帆船模型造りの経験が浅いため(3台目)ほぼキットの説明書通りに製作しました。
No.30 カティ・サーク (CUTTY SARK)
製作者:古賀 文茂 船 籍:イギリス 建 造:1869年 縮 尺:1/100
キット:イマイ
横浜へも寄港したカティ・サーク (イマイのキット説明書から一部抜粋)。1879年のティーレースには、わずか7隻が従事しただけで、ティークリッパーの時代は遠ざかりつつあったのです。この年カティ・サークの航海記録によれば、同船は麻と砂糖をマニラで積み込み、米国海軍から依頼された石炭を積み込む為に、横浜へ入港しています。これが事実ならば、この名クリッパーの最初で最後の日本寄港が、どのような状況であったのか、興味深いものです。