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No.64 エスメラルダ (ESMERALDA)
製作者:高橋 昌代 船 籍:チリ 建 造:1952年 縮 尺:―
キット:自 作(クロスステッチ)
今年8月末、東京に寄港した南米チリ海軍の練習帆船「エスメラルダ」の一般公開を、帆船愛好会「Salty Friends」の仲間と、ボランティアでお手伝いさせていただきました。そんな特別の思い入れがある「エスメラルダ」を、以前来日したチリ海軍の友人から送ってもらった写真をもとに、クロスステッチで表現してみました。使った色は38色、刺した数は約10,000ステッチ。太陽をバックにゆったりとセイリングする「La Dama Blanca」(白い貴婦人)です。
No.65 ロイヤル・キャロライン
(ROYAL CAROLINE)
製作者:大坂 義昌 船 籍:イギリス 建 造:1749年 縮 尺:1/47
キット:マンチュア
チャールズヨットに続く2隻目の作品です。2隻目を作る候補として出来るだけ製作の参考となる資料・写真が多いロイヤル・キャロラインを選びました。
基礎講習会や研究会を通じてご指導を頂きながらの製作中ですが、諸先輩の完成作品の写真を多く見ていると、自身の技量と作りたい願望のギャップに悩みながらの製作となり遅々として進まない状況です。なお、キット図面で不明なところはアナトミシリーズ「CAROLINE」を参考にしています。
No.G1 ベル・プール(LA BELLE-POULE)
友情出品 ザ・ロープ
製作者:瓜生 法男 船 籍:フランス 建 造:1765年 縮 尺:1/72
キット:自 作
36門フリゲート艦で1/48の図面を1/72に縮尺し、及びフランス著名モデラー Bernard Frolich 氏の写真を基に製作した。フランス・フリゲートト艦特有のグラマラスな船体は表現できた。ボルドー造船所で建造。優れた帆走性能を有し西インド諸島で2回の航海をし、巻貝等の船底侵食対策の為銅板で船体をカバーした最初のフランス軍艦。
1778年6月の英国艦との海戦でアメリカ独立戦争におけるフランスの関与が始まり、1778年1月、ベンジャミン・フランクリンをアメリカへ帰国させるために選ばれた。
No.G2 マリー・ジャンヌ(MARIE JEANNE)
友情出品 ザ・ロープ
製作者:三木 克哉 船 籍:フランス 建 造:1908年 縮 尺:1/50
キット:自 作
フランス、ブルターニュ地方の『びんちょうマグロ漁船』船の両舷に設置した20mの長大な竿を水平に降ろし、引き縄漁を行った。この地方のマグロ漁は19世紀に隆盛し、沖合に拡大した漁場に適応するため、頑丈さとスピードを併せ持つ『Dundee』と呼ばれる船種に発展した。
製作は働く漁船の姿を想定しリアルな表現を試みた。19世紀末~20世紀初頭の船なので多くの資料が残っており、船員や獲物のマグロの姿なども古い写真を参考に再現してみた。船台はレジンキャストによる海面表現とすることで『漁を終えて港に急ぐ様子』を表したつもり。
No.G3 スクーナー ピクル
(SCHOONER PICKLE)友情出品 マイ・シップ・クラブ
製作者:淡田 洋 船 籍:イギリス 建 造:1800年頃 縮 尺:1/64
キット :ジョティカ
1805年トラファルガー海戦でのネルソン提督の最後と勝利をイギリス海軍本部に報告した通報艦として有名。
このキットは海運省のオリジナル図面を使用してデザインされた正確なスケール模型です。塗装はイギリス・アドミラル塗料(海軍色)を使用。マイ・シップ・クラブの製作技術向上のため競作、また、クラブ・ホームページ(キット付属マニュアル準拠による製作)にて製作工程が豊富な写真画像で見ることが出来ます。
No.G4 チャールズ・ヨット
(CHARLES ROYAL YACHT)友情出品 マイ・シップ・クラブ
製作者:滝沢 英太郎 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/200
キット:自 作
ヨット好きで知られた英国王チャールズ2世は、在位中に20隻以上のヨットを建造させた。これらのヨットは王室のレジャー等に使われた以外に愛人の外国への移送、王室領への物資や書類の輸送、国中への法令や規則の示達等にも広く使われた。
このジオラマの製作に当たりウッディ・ジョー製の傑作キットが大変参考になった。風に向かって詰め開きで帆走する姿をイメージして作ったが、波の向き、船の傾き、ヤードの開き、帆のはらみ具合等、表現する要素が意外に多く着手から完成まで3年近くかかってしまった。