番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.62 | ヴィクトリー | 須藤 博之 | No.67 | ナイアド | 冨井 浩 | ||
No.63 | 亀船 | 関口 正巳 | No.68 | ロイヤル・キャロライン | 石川 敏夫 | ||
No.64 | ジャンガダ | 関口 正巳 | No.69 | 清輝 | 竹本 喜道 | ||
No.65 | ハーフ・ムーン | 早坂 哲郎 | No.70 | ヴィクトリー | 大脇 茂 | ||
No.66 | アドリアティック | 郷原 邦昌 | No.71 | ガレー船とカラック船 | 神蔵 義光 |
No.62 ヴィクトリー (VICTORY)
製作者:須藤 博之 船 籍:イギリス 建 造:1765年 縮 尺:1/84
キット:デアゴスティーニ
キットの部品の一部にスケールが合わないものがあって自作しながら作っています。細部に手こずっているところです。
No.63 亀 船(Turtle Ship)
製作者:関口 正巳 船 籍:韓 国 建 造:16世紀末 縮 尺:1/95
キット:自 作
知人から韓国旅行土産として亀船のキットを頂いた。このキットは12歳以上用というジュニア・タイプのもので、作りやすさを重視した簡易なキットであったため、グレードアップを試みた。
亀船は歴史的にも謎の多い幻の船といわれ、信頼できる参考資料が少ない。ヴェネチア歴史船舶博物館に展示されていた模型船の写真を参考例にディテール・アップを施した。しかし、マストとヤードの前後の位置関係が最近の韓国歴史ドラマのTVを見ていると逆になっていることに気付き、作り直しをした。
N.o64 ジャンガダ (JANGADA)
製作者:関口 正巳 船 籍:ブラジル 建 造:不明 縮 尺:1/20
キット:自 作
2013年7月末にミュンヘンのドイツ博物館Deutches Museumイザトーア館を訪問した際、記録した写真をもとに作図し、製作したものである。
この船ジャンガダ(いかだ)は展示解説パネルによれば、ブラジルの漁民は1週間程度の航海にはしばしばこのいかだを用いており、今日のウインドサーファーのテクニックと同様にマストの角度を変えることができる様に5っのマスト差し込み穴を設けた構造になっている。
No.65 ハーフ・ムーン (HALF MOON)
製作者:早坂 哲郎 船 籍:オランダ 建 造:1609年 縮 尺:1/72
キット:自 作
本船は、35年前にキットで購入、製作し友人に進呈した。図面だけが残っていたのでその図面を1/45から1/72に縮小コピーして"ケチ"りながら手作りした。費用は¥6,411。製作期間は5ヶ月だった。
No.66 アドリアティック (ADRIATIC)
製作者:郷原 邦昌 船 籍:アメリカ 建 造:1856年 縮 尺:1/250
キット:自 作
船主Collins Line、進水1857年4月7日(Geo Steers, New York)。全長107m、垂線間長105m、船幅15.2m、船深10m、平均喫水6.1m、総トン数3,670トン、載荷重量トン5,890トン、平均速力13ノット。 New York~London、大西洋航路客船(郵便・貨客)。この会社では、Newfoundland~Galway(Ireland)間の5日19時間の短い航海に従事。その後、キュナード汽船会社、グレートウェスタン蒸気船会社に売却され数奇な運命をたどった最大級の木鉄構造船である。
No.67 ナイアド (NAIAD)
製作者:冨井 浩 船 籍:イギリス 建 造:1797年 縮 尺:1/75
キット:自 作
NAIAD(水の精)は、1797年に建造されたガンデッキの長さ147フィート、総重量1,014トン、乗組員284名の38門艦(フリゲート)で、従来の同クラス艦より強力な18ポンド砲を装備し、長期の海上封鎖作戦などに従事できるように、半年分の資材を備蓄できる大きな船倉を有するのが特徴です。
トラファルガー海戦では、フランス・スペイン連合艦隊の出撃をいち早く発見し、追尾しながら旗信号でネルソン提督に敵の動向を報告したことで知られています。
模型は、Edward J. Tosti氏著の「The Naiad Frigate」に付属している1/60の図面を1/75に縮尺して製作中です。
No.68 ロイヤル・キャロライン
(ROYAL CAROLINE)
製作者:石川 敏夫 船 籍:イギリス 建 造:1749年 縮 尺:1/47
キット:マンチュア
1749年に建造された英国王室のヨット。華麗な彫刻等で装飾された帆船です。
キットは、12年前に購入したまま放置していたため、外板等の材料に反りや曲がりが生じてしまっていたため、これらを調整しながら製作した。塗装は、水性塗料(アクリル系)を使用してみた。
No.69 清 輝
製作者:竹本 喜道 船 籍:日 本 建 造:1876年 縮 尺:1/100
キット:自 作
明治 日本帝国海軍が建造した最初の西洋式帆船軍艦。進水式は明治8年3月5日に天皇ご臨席で行われ、明治11年英国を訪問した。この欧州遠征は日本国産艦船として史上初の快挙であった。横須賀海軍船廠で船廠長レオンス・ヴェルニーの設計により建造されたスクリュー推進式、輸入エンジン搭載、3檣バーク型木造機帆艦である。明治21年駿河湾で座礁大破した。
模型の設計図は写真から創作復元である。同時代の類似艦船の資料などから類推して創作した。
No.70 ヴィクトリー (VICTORY)
製作者:大脇 茂 船 籍:イギリス 建 造:1765年 縮 尺:1/84
キット:デアゴスティーニ
技術の粋を集めて造られた大型帆走軍艦ヴィクトリー号が海を駆けた時代は帆走軍艦の絶頂期であった。ヴィクトリー号も流れに逆らえず、1812年に退役。しかし、ヴィクトリー号の遺産は後世に引き継がれている。ポーツマス港に記念艦として展示され、帆船華やかりし頃の造船技術や伝統を伝えている。
No.71 ガレー船とカラック船
製作者:神蔵 義光 船 籍:スペイン 建 造:16世紀中頃 縮 尺:ー
キット:自 作(油彩画)
高校世界史の教科書にも載ることのあるP.ブリューゲルの有名な銅版画を油彩模写したもの。カラック船の彩色や不正確なリギング(索具装置)の修正については、ベルギー王立美術博物館所蔵の同巨匠の名画「イカロスの墜落」にかなり正確に描かれている同種船を参考にしている。