番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.11 | レンジャー | 藤田 博 | No.16 | チャールズ・ヨット | 一海 秀雄 | ||
No.12 | 日本丸(新) | 間宮 靖宏 | No.17 | ベンジャミン・レイサム | 藤原 義孝 | ||
No.13 | チャールズ・ヨット | 神谷 高康 | No.18 | ダイアナ | 藤原 義孝 | ||
No.14 | フェルカ | 堀岡 長紀 | No.19 | フライング・フィッシュ | 安田 光 | ||
No.15 | ソヴィリン・オブ・ザ・シーズ | 鈴木 克昌 | No.20 | ヨット・ドーロ | 岩倉 義昌 |
No.11 レンジャー (RANGER)
製作者:藤田 博 船 籍:アメリカ 建 造:1823年 縮 尺:1/50
キット:コーレル
親友M氏から贈られたキットを製作したものです。レンジャーは19世紀初頭に建造された典型的なアメリカン・カッターで、操作性に優れた帆船と評された。特に船央に左右砲撃可能なカロネード砲を備え、船姿も美しい。オールもあり、武装した巡視船の役割を果たしていた。
キットに忠実に作成しようと試みたが、技術が伴わず不安で、不出来の所が散見される。製作期間は6ヶ月余り、更に技術向上を目指したい。
No.12 日 本 丸(新)
製作者:間宮 靖宏 船 籍:日 本 建 造:1984年 縮 尺:1/80
キット:ウッディジョー
練習帆船「日本丸」は、初代日本丸の代替船として、昭和58年4月起工、昭和59年9月に竣工した全通船楼甲板・4檣バーク型、全長110m、総トン数2,570トン、航海速力13ノット、横帆、縦帆各18枚、メインマストの高さは水面上約55m、乗船人員190名(乗組員70名、実習生120名)で、近代的居住設備と海技習得など教育・艤装施設を完備している。
「海王丸」との姉妹帆船として日本が誇る世界でも有数の大型帆船である。
No.13 チャールズ・ヨット
(CHARLES ROYAL YACHT)
製作者:神谷 高康 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/64
キット:ウッディジョー
この帆船模型は、英国王チャールズⅡ世(在位期間1660~1685)の時代に建造された多くの王室ヨットのうちの1674年のヨットの図面や模型等を参考にしたキットです。
私は製作しながらチャールズⅡ世と英国王室に興味を持つようになり、色々調べてみましたが、英国王室は思ったより複雑な歴史があり、船作りと共に楽しむことが出来ました。帆船模型作りはその製作の苦労と楽しみはもとより、その船の時代背景を考えるのも楽しいものでした。
No.14 フェルカ (FELUCCA)
製作者:堀岡 長紀 船 籍:アメリカ 建 造:1887年 縮 尺:1/36
キット:アマティ
イギリスからの移民がサンフランシスコ湾レイズ岬灯台沖付近で、はえ縄漁に使っていた漁船。東地中海沿岸地方を起源とするこの漁船は、大きなラテンセイルを持ち、湾内の強い風に対しては非常に操船技術の難しい船であった。
大型船のリギング作業の連続に飽きて、一休みしたい気分になり着手。約2ヶ月間工作を楽しみ良い気分転換となった。
No.15 ソヴリン・オブ・ザ・シーズ
(SOVEREIGN OF THE SEAS)
製作者:鈴木 克昌 船 籍:イギリス 建 造:1637年 縮 尺:1/78
キット:セルガル
1637年チャールズ1世によって建造され、800人の乗組員と104門の大砲で武装した当時世界最大の船で、船体を覆う装飾は金箔を貼られて黄金色に輝き「黄金の悪魔」として恐れられ、ヨーロッパの海に君臨したが、1696年コックが消し忘れたキャンドルによる失火で60年の生涯を終えた。
キットに入っていたラダーのピントルとガジョンがオーバースケールのため真鍮板を購入して、半田付けをしたら上手くいかず、やむなく銀ロー付けに挑戦したら大成功。キットでは上手くいかなく自作になり大苦戦中!
No.16 チャールズ・ヨット
(CHARLES ROYAL YACHT)
製作者:一海 秀雄 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/64
キット:ウッディジョー
横浜帆船模型同好会に入会した翌年に、英国王チャールズⅡ世が愛したヨットを再現したチャールズ・ヨットを教材にした基礎講習会が始まり、この基礎講習会を受講しながらチャールズ・ヨットの製作に挑戦しました。
自己流で製作した日本丸に次いで2隻目の帆船模型ですが、講師の方々の指導を受け無事完成させることが出来ました。外板の保護塗装として艶なしニスを塗ったのですが、何故か光ってしまったのがチョット悔やまれます。
No.17 ベンジャミン・レイサム
(BENJAMIN LATHAM)
製作者:藤原 義孝 船 籍:アメリカ 建 造:1902年 縮 尺:1/48
キット:モデルシップウェイ
カナダ東部グランドバンクス地方の典型的な漁船です。1902年にマサチューセッツ州で建造されました。当初はサバを追い求めてコネチカットから操業し、1906年からはトロール船としてニューヨークのフルトン・フィッシュマーケットから操業していました。1943年プエルトリコのサンホアン沖で行方不明になりました。
No.18 ダイアナ (DIANA)
製作者:藤原 義孝 船 籍:イギリス 建 造:1794年 縮 尺:1/64
キット:カルダークラフト
1794年に進水した英国海軍の「大砲38門装備・フリゲート艦」。重装備の護衛艦であったが非常に動きが速く耐波性もあり、ナポレオン戦争の時はパトロール、護衛、封鎖等の任務を長く勤めた。英仏戦争が終わった翌1815年オランダ海軍に売却された。後にオランダのアルジェ砲撃にも参戦した。1839年1月WIllemsoordの造船所で火災事故により破壊された。
初めての大型船製作、作業量がとても多く船底の銅板貼り (2,300枚)にも予想以上に時間がかかった。来年度の完成を目標にしている。
No.19 フライング・フィッシュ (FLYING FISH)
製作者:安田 光 船 籍:アメリカ 建 造:1860年 縮 尺:1/96
キット:モデルシップウェイ
今回の出展は未完成のままで、製作の苦心談及び歴史、データ等は完成時に報告します。
No.20 ヨット・ドーロ (YACHT D'ORO)
製作者:岩倉 義昌 船 籍:ブランデンブルグ 建 造:1679年 縮 尺:1/50
キット:コーレル
Yacht D'OROはNew YachtまたはBig Yachtとして知られ、Brandenburg Orange公国のWilhelm3世に仕えていたPelheriusによってKolberg市で1679年に建造された。船籍の登録は1680年にPillau市になっている。1694年にはFrandenからLondonまで航海している。その後、1700年までBerlinに居り、1721年に解体された。常時は砲6門を搭載し12名で担当していたが、戦時下は50名まで増やし、砲8門まで増やすことが出来た。