第35回 世界の帆船模型展 8/10

 番号    船 名  製作者  番号    船 名  製作者
No.72   フェア・アメリカン 田鹿 康政 No.77   アロー 三浦 薫範
No.73   サーモピレー 水上 一郎 No.78   プライド・オブ・ボルチモアⅡ 三浦 薫範
No.74   サー・W・チャーチル 菊地 英昭 No.79   ソヴィリン・オブ・ザ・シーズ 三浦 薫範
No.75   アラバマ 猪股 敏昭 No.80   カティ・サーク 郷原 邦昌
No.76   チャールズ・ヨット 右近 良孝 No.81   17世紀の髪飾り 宮島 俊夫

  No.72  フェア・アメリカン (FAIR AMERICAN) 

 

    製作者:田鹿 康政    船 籍:アメリカ    建 造:1778年   縮 尺:1/48

    キット:モデルシップウェイ 

 

 横浜帆船模型同好会にお世話になって一隻目の作品です。過去に帆船模型の製作経験がないので諸先輩方からアドバイスをいただいて少しずつ製作に取り組んでいます。これからもマイペースで頑張りたいと思っています。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.73  サーモピレー (THERMOPYLAE) 

 

    製作者:水上 一郎    船 籍:イギリス    建 造:1868年    縮 尺:1/124

    キット:セルガル

 

 高速クリッパーとして1868年に英国アバディーンの造船所で建造されたもので、当時上海~ロンドン間を91日間で走破した記録を持つ。ティークリッパーのカティ・サークとの洋渡レースは有名。 

 当初リギングの勉強にと思いキットを購入したが、ヤードの取り付けをしているうちに展帆したセールを追加したくなり、図面化して取り付けた。かえって動索をどのように張ったらよいか迷いながら製作する。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.74  サー・W・チャーチル

        (SIR W. CHURCHILL) 

 

    製作者:菊地 英昭    船 籍:イギリス    建 造:1966年    縮 尺:1/75

    キット:ウッディジョー

 

 3本マスト、トップスルスクーナー型の美しい船体に惹かれて製作することにしました。 

 本船は300トンに満たないSTA所属の練習船で、16才から21才までの青年男女を募集し、チームワークと性格訓練を主目的として洋上教育が行われている。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.75  アラバマ (ALABAMA) 

 

    製作者:猪股 敏昭    船 籍:アメリカ    建 造:1862年    縮 尺:1/120

    キット:マモリ

 

 アメリカ南北戦争の南部連邦スクリュースループ。 

 一度19世紀中頃の軍艦を作ってみたいと思っていたのが、キットを購入した動機です。スケール1/120とはいえパッケージの完成写真の大味な姿からどのような作品になるか不安を感じましたが、自己流のディテールアップを試みてみました。キットの金属製ボートダヴィットを原型にシリコンで型取りして樹脂で製作し、ボートは自作しました。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.76  チャールズ・ヨット

       (CHARLES ROYAL YACHT) 

 

    製作者:右近 良孝    船 籍:イギリス    建 造:1674年    縮 尺:1/64

    キット:ウッディジョー

 

 35年ほど前に帆船模型に関心を持ったが、定年を機に模型製作を開始した。本模型船は今回の基礎講座の教材であるので選んだ。すべてが一からの開始で苦労の連続であるが、講師、先輩の方々の指導を受け、少しずつ製作している。 

 製作に際してはキットから線図を起こし、より合理的に製作することを試みたが、加工技術が伴わず思い通り製作できていない。また、可能な限りパーツレベルで塗装をしてから組み立てることを目指したため、作成時間が予想以上にかかっている。案ずるよりは生むが易しい感もあり楽しい。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.77  アロー (ARROW) 

 

    製作者:三浦 薫範    船 籍:アメリカ    建 造:1812年    縮 尺:1/55

    キット:アマティ 

 

 アメリカの砲艦アローは1814年9月11日にシャンプレーン湖の戦いで英国艦と戦いました。その戦いは2時間以上続きましたが、戦いを止めて平和を求めるように英国政府を説得しました。この砲艦ARROWは大砲およびカロネード砲の両方を装備し、非常に機敏に動くことで英国艦隊を撃破し、米国独立戦争に重要な役割を担いました。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.78  プライド・オブ・ボルチモア II

         (PRIDE OF BALTIMORE II) 

 

    製作者:三浦 薫範    船 籍:アメリカ    建 造:1988年    縮 尺:1/55

    キット:モデルシップウェイ 

 

 1977年に進水したが、1986年プェルトリコ沖で嵐に遭い沈没してしまった。現在のプライド・オブ・ボルチモアIIは1989年に再度復元されたものである。スマートな船体に、極端に傾斜したマストが特徴となっている。1998年7月友好親善を目的とした世界周航の途中、我が国に立ち寄った。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.79  ソブリン・オブ・ザ・シーズ

        (SOVEREIGN OF THE SEAS) 

 

    製作者:三浦 薫範    船 籍:イギリス    建 造:1637年    縮 尺:1/77

    キット:自 作

 

 世界最初の本格帆装戦艦"黄金の悪魔"ソブリン・オブ・ザ・シーズは皮肉にもこの艦名の頭文字を並べると「S・O・S」で、現代万国共通の救難信号であり、予見するかのような不慮の火災から沈んでしまった。 

 今回製作にあたりオランダやスペインなどからは黄金の悪魔と呼ばれるにふさわしい華美な彫刻と異様な雰囲気が見て取れるような船体に仕上げた。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.80  カティ・サーク (CUTTY SARK) 

 

    製作者:郷原 邦昌    船 籍:イギリス    建 造:1869年    縮 尺:1/85

    キット:自 作

 

 Cutty Sarkは1869年11月22日イギリスのダンバートンで紅茶運搬船として進水。荒天時の高い安定性と操縦性を有し、中国~イギリス間を107~122日で航海した。

 極めて優秀な性能であったが1872年上海~ロンドン間の航海ではサーモピレーとの熾烈な早着競争の最中、荒天のため舵を破損しサーモピレーに一週間遅れこの競走に敗れた。 

 当時の本船の最大速力は17ノット/時(約32km/時)といわれている。1878年には紅茶輸送を引退し、オーストラリアとの羊毛輸送に従事、現在はロンドンに保存展示されている。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.81   17世紀の髪飾り

 

    製作者:宮島 俊夫     船 籍:ヨーロッパ     建 造:17世紀     縮 尺:- 

    キット:自 作

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。