番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.51 | ストーンウォール | 宮島 俊夫 | No.56 | イクティネオⅡ | 関口 正巳 | ||
No.52 | タートル | 宮島 俊夫 | No.57 | チャールズ・ヨット | 仲藤 正雄 | ||
No.53 | モニター | 宮島 俊夫 | No.58 | コンバルジョン | 首藤 克彦 | ||
No.54 | ハンリー | 宮島 俊夫 | No.59 | グレーテル | 高橋 恒夫 | ||
No.55 | ノーチラス | 宮島 俊夫 | No.60 | ラ・クローン | 高橋 恒夫 |
No.51 ストーンウォール (STONEWALL)
製作者:宮島 俊夫 船 籍:フランス 建 造:1864年 縮 尺:1/200
キット:自 作
フランスで建造したものをアメリカが購入、南北戦争で南軍に属す。後に明治政府が購入し、東艦として函館戦争に参戦する。
架台上部に南軍の将軍エドワード・リーと北軍の将軍ユリシーズ・グラント、下部に榎本武揚と土方歳三を配した。
No.52 タートル (TURTLE)
製作者:宮島 俊夫 船 籍:アメリカ 建 造:1774年 縮 尺:1/10
キット:自 作
1774年建造のこの潜水艦は、船尾に取り付けられた爆薬装填の樽から延びるロープの先のドリルを英国艦の底にねじ込み、時限装置で爆発させようとしたがうまく行かなかったようである。
No.53 モニター (MONITOR)
製作者:宮島 俊夫 船 籍:アメリカ 建 造:1862年 縮 尺:1/80
キット:自 作
1862年南北戦争の時、南軍のメリマックと北軍モニターがヴァージニア州ハンプトン・ローズ河口付近で戦った。鉄板で装甲された動力軍艦として史上最初の戦いである。
No.54 ハンリー (HUNLEY)
製作者:宮島 俊夫 船 籍:アメリカ 建 造:1864年 縮 尺:1/60
キット:自 作
1864年南北戦争の時、南軍が所有のこの潜水艦は北軍の戦艦フーサトニックを船首から延びる棹の先端の爆薬で沈没させたが後自身も沈没した。2000年8月に残骸が引き揚げられた。
No.55 ノーチラス (NAUTILUS)
製作者:宮島 俊夫 船 籍:フランス 建 造:1797年 縮 尺:1/20
キット:自 作
1797年ロバート・フルトンはナポレオンにこの潜水艦を売り込んだが相手にされなかった。
海上では折りたたみ式の帆で走り、水中では手動のプロペラで動く仕掛けである。セーヌ河の試運転には成功したが、その後フルトンは蒸気船の開発に熱中する。
No.56 イクティネオⅡ (ICTINEO II)
製作者:関口 正巳 船 籍:スペイン 建 造:1864年 縮 尺:1/24
キット:アンフォラモデル改造
スペイン・フィグェラス生まれのN. モントゥリオールは珊瑚漁の厳しい労働条件緩和を目的に潜水艇の開発を想いつき1867年に長さ17m、幅3m、2重船殻構造、ケミカルプラントからの酸素発生装置による蒸気エンジン搭載の潜水艇ICTTINEO II(新しい魚)を完成させた。
彼はこの艇で水深30m、13回の潜水、1回の最高潜水時間7.5時間の記録を彼自身搭乗して成功を収めた。しかし残念ながら資金難のため実用化には至らなかった。この模型はスペインANFORA MODELのキットをベースに手を加え、外観はバルセロナ海事博物館展示の模型に近づけている。
No.57 チャールズ・ヨット
(CHARLES ROYAL YACHT)
製作者:仲藤 正雄 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/64
キット:ウッディジョー
船名がチャールズ・ヨットなので、レジャー用のヨットをイメージして製作を開始したのですが、キットを開封してみると大砲が8門入っていました。
レジャーをしながら戦争をするのかと早速取説で確認したら17世紀当時イギリスのチャールズ2世がオランダから海軍小型船を寄贈されたことによるそうです。
因みに現在のヨットの語源はオランダ語のヤハトからきているそうです。小型で、豪華で、マンションでの装飾品として満足のいくものでした。また、このキットは初心者向けということで、マンネリ化した私の帆船作りに再スタートのチャンスとなりました。
No.58 コンバルジャン (CONVULSION)
製作者:首藤 克彦 船 籍:イギリス 建 造:1804年 縮 尺:1/64
キット:ジョティカ
大口径の榴弾(ボム)を発射する臼砲を、2本マストの帆船(ケッチ)に搭載した、いわゆるボムケッチである。この艦は1804年テームズ河南岸のRotherhitheで建造され海岸砲撃軍務に就役した。約25cmの臼砲1門と18ポンドのカロネード砲4門を搭載していた。
この形の船は17世紀にフランスで考案され、その後各国で建造されるようになった。大口径の臼砲の発射に耐えるよう頑丈に造られていたため、機動力が弱いとされていた。
No.59 グレーテル (GRETEL)
製作者:高橋 恒夫 船 籍:スウェーデン 建 造:18世紀 縮 尺:1/54
キット:マモリ
フレデリック・アフ・チャップマンの設計図に基づき建造された典型的な遊覧用ボート。独特な帆装で快速を誇っていた。
船首部分の曲線を美しく仕上げるため、細心の努力をして完成させた。
No.60 ラ・クローン (LA COURONNE)
製作者:高橋 恒夫 船 籍:フランス 建 造:1636年 縮 尺:1/98
キット:マンチュア
フランス海軍がイギリス海軍に対抗するため、オランダとイタリアの造船技術を採り入れて建造したガレオン船で、砲72門の二層艦。全長46m、1200トンは当時最大の戦艦であった。
ガレオン船の曲線に魅せられて製作したが、外板の曲げ加工は苦心の連続であった。ボートなど、キット付属の部品を使わず自作したものが多い。