2024年 構造模型講習会( 第5回)ダイジェスト

2024年12月20日(金)13:00~16:45

かながわ県民センター3階 304会議室

構造模型講習会担当:大坂

 

 先週あたりから、急に冬らしい寒さになり、通り道の横浜地下街では宝くじ売り場の長い列を横目見ながら年の瀬の開催となりました。 ということで、出席状況は、所用で欠席の方4名で少し多く、12名の方が参加されました。

 今回は、船体外殻の組み立てまで進まれている方が多く、構造模型特有の製作過程の山場を越えたので、今回からの講義形式を講習生同士の情報交換の活発化を図る目的で、製作中の写真或いは作品の持込等による紹介(不明点も含む)を中心に進める方法に変更しました。 このためか、これまでと比べて、製作中の作品、部品、及び治工具などの紹介も多く、活発な発表となった講習会でした。

 

【事務局から】

・講習会補講について:予定では、講習会終了を4月開催の第7回までと設定しましたが、作品の完成進捗状況を考慮し、9月の作品展に出品できるよう、5月~7月の期間でMax2回程度講習会を追加計画中。次回詳細を報告予定。

【講習生からの発表】

 今回は、途中休憩を含め5名の方から事例紹介がありました。

・HSさんとKBさんからは、写真を用いてデッキビーム等の取付け事例についての発表があり、それぞれ位置出し治具、固定治具、自作のトースカン紹介や作業時の工夫等について説明いただきました。また、併せて製作時の不明点について質疑等も行われました

・MOさん:*製作中の作品、*自前の3Ⅾプリンターで作成した治具(板材曲げ治具、窓枠曲げ加工、らせん階段用治具)と部品(ストーブ)、*自作の工具(ベルトサンダー、船体固定アーム、レーザー水準器等)多数を紹介していただきました。幅広い分野にまたがるものを次から次と紹介いただきました。

・OSさん:艤装品(アナトミーに準じて製作した特徴のある煙突のストーブ、1枚板の側板のらせん階段、ポンプ等)の製作事例紹介を作品とPPで報告しました。

・TMさん:談話室の内容に加え詳細な解説をしていただきました。*リングとリングボルト、*黒染め液、*ストーブ、*オーナメントの位置確認、*ラダー、*船室居住区のモックアップ確認の内容、*部品寸法アンマッチの対処事例(ロッジングニー、カーリング)、*隙間対策として、隙間を作らない(=正確な板材のカット方法)隙間を埋める(補充手法)等の紹介があり、今後製作のうえで役に立つ情報の提供がありました。

【飯沢講師から】

・講習生からの質問や依頼があった内容の説明や当日の講習生の発表の都度補足説明をしていただきました。 特に、デッキビーム関係では、カーリング組付け時の直線性の重要性を改めて念押しをされて、講習会を終了しました。

 

次回の第6回構造模型講習会は 2月21日(金)かながわ県民センター 第304会議室PM1:00~の予定です。

以上

ホワイトボードで、解説中の飯沢講師
ホワイトボードで、解説中の飯沢講師
作品を説明中のHSさん
作品を説明中のHSさん
作品を説明中のKBさん(左) 次の発表者のOSさん(右)
作品を説明中のKBさん(左) 次の発表者のOSさん(右)

次から次へと持参された袋から治具・工具を取り出される MOさん
次から次へと持参された袋から治具・工具を取り出される MOさん
製作事例をPP資料で説明中のTMさん 皆さん聞き入っています。
製作事例をPP資料で説明中のTMさん 皆さん聞き入っています。
休憩時間風景:紹介が多かったMOさんの作品・治工具を手に取りながら詳しく説明を聞いている講習生の皆さん
休憩時間風景:紹介が多かったMOさんの作品・治工具を手に取りながら詳しく説明を聞いている講習生の皆さん