当会は、これまでにフレーム図面の作図方法を開発し、図面提供などの製作サポートを行ってきました。また40回展で発表したレーザーカット加工法の応用が実用可能なレベルに達し、41回展では製作途中の模型を展示しました。これは、構造模型製作がベテランレベルから、初級者レベルでも可能な状態になったといえます。
このような背景のもと、構造模型講習会は、これまで有志の集まりで行ってきた構造模型分科会を発展的に解散し、当会独自ともいえる各種技術の定着と、さらなる構造模型の普及を目的として、2019年から会の正式行事となりました。 しかしながら、コロナ禍の影響で対面式講習会を中止としましたが、コロナ禍に影響されないZOOMを利用したリモート形式の「設計手順書講習会」を2022年1月から開催しました。
【構造模型講習会】 初級編と中級編の構成です。
◆構造模型講習会 初級編 (6回) 2022年4月~2023年1月。
構造模型の基礎的な事項とレーザーカットの紹介についての講義です。
1 概論
2 図面の基礎
3 船体の主要構造と名称
4 図面の参照の仕方
5 製作上の留意点
6 製作上のヒント
7 レーザーカットへの展開
【設計手順書講習会】
レーザー加工を前提とした設計から部品加工までデータを一気通貫に活用できる設計手法の講座で、3Dソフトのshadeや2次元ソフトのillustratorを使っての1年間にわたるリモート講座です。
(22回のリモート講習会と4回の対面式のスクーリング実施 2022年1月~12月)
1 基礎データの取得
2 テンプレート作成
3 船体曲面の作成
4 フレーム曲線の作成
5 フレーム図面の作成
6 ファトック分解図
7 各種組立図および各種部品図の作成
8 レーザーカットへの展開
関心のある方はこちらからご連絡ください。