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No.54 帆船ザッカ2017
製作者:高橋 昌代 船 籍:― 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作
No.55 白 鯨 (MOBY DICK)
製作者:五十嵐 康晴 船 籍:アメリカ 建 造:1851年 縮 尺:―
キット:自 作
19世紀アメリカの小説家ハーマン・メルビルの「白鯨」(Moby Dick)の1シーンをジオラマにした。
あらすじは、捕鯨船ピークォド号の船長エイハブは、かつて巨大な白い抹香鯨モビイ・ディックに片足を食いちぎられ復讐の狂気にかられていた。数年に亘る捜索の末、太平洋上でモビイ・ディックを発見、討伐に向かう。しかし死闘に次ぐ死闘の末エイハブは海に引きずり込まれ、ピークォド号も沈没、乗組員は海の藻屑となる。ただ主人公イシュメルだけが別の船に救助され、この悲運な船の数奇な体験を書き残す。
製作にあたり白鯨は木彫彫刻で作製しました。
No.56 野付湾シマエビ漁
製作者:郷原 邦昌 船 籍:日 本 建 造:明治後期 縮 尺:―
キット:自 作
北海道北東部根室に近い野付湾は平均水深3.4m、海底には魚の「揺り籠」と言われるアマモが密生しておりシマエビ、他のエビ類や小魚が多く生息しており、そのアマモを傷つけない様に、昔から船底が平らで吃水が浅い漁船を「櫓」を使わずに、帆を張りゆっくり風下に移動させながら漁をしていました。この漁は江戸時代には既に行われていたそうで、現代では港から漁場への移動は船外機で行います。環境に優しい漁のやり方ですね。
このジオラマは江戸時代の「シマエビ漁」の様子です。
No.57 漁船と港
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:― 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作
ペーパークラフトの漁船があったので作ってみたが、力を加えられないので意外と難しかった。また断面の白い紙が丸見えで気にいらない。今度は紙ではなく今まで通り木製のキットで作りたい。倉庫のレンガ壁はトールペイントの経験を生かして作ってみた。スケールが多少合わないが我慢する。
No.58 打瀬舟漁
製作者:加藤 明子 船 籍:日 本 建 造:江戸時代 縮 尺:―
キット:自 作
北海道シマエビ漁に使われる小型漁船。張っている3枚の帆は走るためのものではなく、網を風の力で引きエビの餌となる海草を傷つけにくく自然にやさしい漁法として注目されている。漁場は別海町、野付湾(ノツケワン)漁期は年2回6月中旬から10月中旬の4ヶ月のみ。
初めての制作で種々調査をして勉強になりました。
No.59 バタビア (BATAVIA)
製作者:濱中 聖之進 船 籍:オランダ 建 造:1628年 縮 尺:1/500
キット:自 作
左舷後方からの風を受け、クォーター・リー で疾走する帆船をイメージしてジオラマを作ってみた。既製品のケースありきで製作したため、極小サイズの船を作るハメになってしまった。「セイル」は粘土を布で挟んだ状態で風を孕んだ形に成形。「波」は木粉粘土で土台を作り、アクリルガッシュと絵の具で彩色した後ジェルメディウムでコーティングして仕上げた。「白波」は塩、重曹、不織布等を駆使して表現。
この種のジオラマは、船と波とのドラマティックなシーンをいかにして表現するかが重要であるが、なかなか思うようには表現できなかった。
No.60 トールペイント
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:― 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作(トールペイント)
以前の展覧会に出した作品の一枚です。絵画集を参考にして描いています。当時は、12枚のセットでしたのでそれぞれのバックグラウンドや海の色がダブらない様に苦労したことを覚えています。この絵の細かいところには納得が行かない点がたくさんあります。見つけてください!
No.61 静な日曜日の朝
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:― 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作(モザイク画)
四角いガラス材1万個以上で図案を参考にしながら作品にしました。本当に船に見えるか最後までびくびくして、遠くから眺めてみて帆船らしい姿を見て安心しました。家にある額縁の色を塗り直して出来上がりました。
No.62 嵐の中の第三級戦列艦
製作者:福田 正彦 船 籍:―建 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作(ペン画)
おそらく1674年にハンプトンコートにあったといわれるウィリアム・ファンデヴェルデ・ザ・ヤンガーの絵画(油彩)を原画としてペン画で表現した。嵐の中の戦闘中ではない戦列艦として原画にある矛盾はペン画では修正している。
ペン画はグラデーションの表現が難しく、その点ではまだ未熟である。
No.63 工廠の模型職人
製作者:神蔵 義光 船 籍:イギリス 建 造:18世紀中頃 縮 尺:―
キット:自 作(油彩画)
18世紀中頃、某海軍造船所構内の模型工房。ベテランの船大工兼模型職人が、製作中のドックヤードモデル(アドミラルティーモデル)を前に愛猫と一服しているといった設定の想像画。当時造船所の猫は、木材、ロープ、船用糧食を食い荒らすネズミを退治するとして船乗りや労働者達に大切にされたという。