番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.41 | カティ・サーク | 首藤 克彦 | No.46 | 忍路丸 | 藤田 博 | ||
No.42 | サンタ・マリア | 星野 広 | No.47 | サン・マルテン | 藤田 貞重 | ||
No.43 | チャールズ・ヨット | 伊藤 正喜 | No.48 | ベローナ | 古川 真一 | ||
No.44 | ラ・トルネーズ | 古賀 文茂 | No.49 | 忍路丸 | 江藤 正和 | ||
No.45 | アルバトロス | 名川 喜八 | No.50 | ヴィクトリー | 大脇 茂 |
No.41 カティ・サーク (CUTTY SARK)
製作者:首藤 克彦 船 籍:イギリス 建 造:1869年 縮 尺:1/100
キット:ウッディジョー
ウィスキーの名前になった帆船である。この船は、1869年1月22日にダンバートンにて進水したが、前週の11月17日にスエズ運河が開通し、帆船時代は急速に終焉を迎えようとしていた。
カティ・サークは、中国からイギリスまで107日から122日で紅茶を輸送することができた優秀なティークリッパーであった。サーモピレーと熾烈な競争を演じたが、悪天候による舵の破損で勝利にはいたらなかった。現在、グリニッジの永久ドックで保存されており、2007年に火災で木製部分を消失したが、現在、建造時の姿に復元されている。
No.42 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:星野 広 船 籍:スペイン 建 造:1492年 縮 尺:1/45
キット:ウッディジョー
同好会入会以前に、自己流で数隻作っていましたが、入会してから基礎講習会を受講後、最初に作った帆船です。船体全体に丸みがあり、この丸みとふくらみを出すのに苦労しました。キットは、船体外板は一枚貼りと二枚貼りのミックスでしたが、全部一枚貼りにしました。
No.43 チャールズ・ヨット
(CHARLES ROYAL YACHT)
製作者:伊藤 正喜 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/64
キット:ウッディジョー
帆船模型を30年ぶりに再開すべく昨年末に同好会に入会、基礎講習会に参加して本当に良い勉強になりました。本船は同好会デビュー作ですが、練習作品と割り切って、見栄えよりも講習会で習った技法をできるだけ実践しながら作るよう心掛けました。至る所で失敗もたくさんありますが、これらの失敗を通じてなんとなく要領が掴めつつあるように思います。
未だ模型製作に充分に時間が取れず、時間に追われて雑になった部分も多々ありますが、この経験を活かして次の作品に挑戦したいと思います。
No.44 ラ・トルネーズ (LA TOULONNAISE)
製作者:古賀 文茂 船 籍:フランス 建 造:1823年 縮 尺:1/75
キット:コーレル
ラグスルと呼ばれる後帆を自在に操り、帆船時代の後期フランス海軍の所属で、地中海から大西洋へ、ジブラルタル海峡を滑るように快走する均整の取れた美しさに人々は喚声を挙げたという。休眠状態から基礎講習会を経て無事竣工。MAIDEN VOYAGEを終え帰港。港には、遠くに白鳥が浮かんでいる湖が見えています。
自分好みの製作方法を多く取り入れたために、オリジナルよりかなり違っている部分もあります。
No.45 アルバトロス(ALBATROS)
製作者:名川 喜八 船 籍:アメリカ 建 造:1840年 縮 尺:1/100
キット:オックレ
アルバトロスは、米国ボルチモアの造船所で1840年に建造されました。大西洋岸の警備のために設計され、スリムな船体と大きな帆で高速走行を可能にし、かつ簡便な操作性を 持っていました。
No.46 忍 路 丸
製作者:藤田 博 船 籍:日 本 建 造:1909年 縮 尺:1/70
キット:ウッディジョー
忍路丸は明治42年(1909年)に札幌農学校の初代練習船として三重の市川造船で建造された。木造トップスル型帆船で小樽港に定泊した。26次の練習航海で、総航程5万海里を 達成し、1926年にその任を閉じた。その後も練習船として活躍した。
キットは少し以前のもので、親友から贈られたもの。外板は檜の一枚貼りで、甲板は補助材なし、甲板上の構造物はウォルナット材であったが、全体の調和から檜材で自作。帆も自作。滑車、デッドアイ、ロープもキット外で調整した。先輩の御指導や講習会の教えで、やっと完成に漕ぎつけることができた。
No.47 サン・マルタン (SAN MARTIN)
製作者:藤田 貞重 船 籍:スペイン 建 造:16世紀後半 縮 尺:1/90
キット:オックレ
1550年頃、メディナ=シドニア公アロンソ・ペレス・グスマンの指揮の下、アルマダ海戦の旗艦として活躍した船です。帰還できた数少ない船の1艘です。もともとはポルトガ ルでガレオン船として建造され、1560年にスペイン所有となった船で、およそ1000トンで大砲を48門備えていたといわれています。
外板の材料が0.5mmと薄いため加工に少し苦労しました。
No.48 ベローナ (BELLONA)
製作者:古川 真一 船 籍:イギリス 建 造:1760年 縮 尺:1/96
キット:自 作
初めてのストラクチャーモデルで、内部がよく見えるようにリブの数を減らして作っている。ベローナは多く作られているが、せっかく内部まで作ってもリブの数が多くて内部が見えない模型が多いので、リブの隙間から内部が見えるように作り、見えないところは手を抜いて作るつもりである。
しかし、作っていると細かいところも作りたくなり、時間を費やしている。また、電動サンダーを西谷会長に教えてもらいながら製作したり、クランプなど作るための工具を自作したりしているのも製作が遅くなる要因となっている。
No.49 忍 路 丸
製作者:江藤 正和 船 籍:日 本 建 造:1909年 縮 尺:1/70
キット:ウッディジョー
忍路丸は旧北海道帝国大学水産専門部に所属した初代練習船で、明治 42(1909)年三重県大湊町市川造船所で建造された。その後日本海洋少年団に移籍され、「義勇和爾丸」 と改名された。
横浜帆船模型同好会に入会して2隻目の作品です。短艇は自作してみました。
No.50 ヴィクトリー (VICTORY)
製作者:大脇 茂 船 籍:イギリス 建 造:1765年 縮 尺:1/84
キット:デアゴスティーニ
技術の粋を集めて造られた大型帆走軍艦ヴィクトリー号が海を駆けた時代は帆走軍艦の絶頂期であった。1812年にヴィクトリー号も退役。ヴィクトリー号の遺産は後世に引き継 がれ、ポーツマス港に記念艦として展示され、帆船華やかなりし頃の造船技術や伝統を伝えている。
前回36回展では未完成の作品として出品、今回何とか完成し、自分好みの帆船になりました。