番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.31 | 打瀬舟 | 戸田インゲボルグ | No.36 | チャールズ・ヨット | 西谷 眞宏 | ||
No.32 | 霞ヶ浦の帆引き船 | 戸田インゲボルグ | No.37 | フェア・アメリカン | 田鹿 康政 | ||
No.33 | 野付湾の打瀬舟 | 肥田 純 | No.38 | フライング・フィッシュ | 安田 光 | ||
No.34 | ポッターとのある日 | 西谷 眞宏 | No.39 | ヴァーサ | 梅川 真弥 | ||
No.35 | ビーグル | 西谷 眞宏 | No.40 | サンタ・マリア | 高山 實 |
No.31 打 瀬 舟
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:日 本 建 造:― 縮 尺:―
キット:自 作
昨年のジオラマ分科会で初めてジオラマを作りました。特にどこの景色でもないが、何となくノルウェイを思い出す場面になりました。教室の時には、もっと小さな舟を浮かべましたが、その後ウッディ・ジョーのミニシリーズに出会い、その中の打瀬舟を選んで取り替えました。
打瀬舟は北海道シマエビ漁に使われる小型漁船です。張っている3枚の帆は走るためのものではなく網を風の力で引き、エビの餌となる海草を傷つけにくく自然に優しい漁法として注目されています。
No.32 霞ヶ浦の帆引き船
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:日 本 建 造:現代 縮 尺:―
キット:自 作
独特な漁法の帆引き船が優雅な姿で霞ヶ浦に浮かぶ情景を表現してみた。最初にイメージしていた背景構造物の製作は私の理解違いで作れなくなったため新しい構造を考えなければならなかった。帆引き船や霞ヶ浦の写真を参考にしてこの作品は出来上がった。
なるべく自然素材を使いたいと思ってドライフラワーなどを利用した。船の模型はウッディ・ジョーのミニシリーズを使ったが大変作り易かった。漁の網や小物は肥田先生の指導があって楽しく作ることができた。家に置き場がある限りジオラマを作り続けたい。
No.33 野付湾の打瀬舟
製作者:肥田 純 船 籍:日 本 建 造:江戸時代末期 縮 尺:―
キット:自 作
オホーツク海に突きだした砂嘴(さし)と呼ばれる嘴状の野付半島南側の湾で行われている北海しまえび漁専門の漁船(漁法)です。この漁法は帆に受ける風の力でえび網を曳くので、水深の浅い(3~5m)海底の海草類を傷つけにくい自然に優しい漁法です。打瀬舟は江戸時代から現在に至るまで基本的な姿を変えることなく使われていますが、現代では木製からFRP製となり、艪から船外機へと変化しています。
キットがシンプル、且つ小さいため、そのまま作ってもつまらないので江戸時代末期を想定したジオラマ仕立てにしてみました。広重や北斎の浮世絵を参考にしています。
No.34 ポッターとのある日
製作者:西谷 眞宏 船 籍:日 本 建 造:― 縮 尺:1/100
キット:自 作
ジオラマ分科会で肥田さんの指導でジオラマの楽しさに引き入れられた。子供たちとのある日の情景を残したい、との思いもある。
No.35 ビーグル (BEAGLE)
製作者:西谷 眞宏 船 籍:イギリス 建 造:1820年 縮 尺:1/72
キット:自 作
チャールズ・ダーウィンが乗船した2度目の航海に使用された。改造により安全で扱いやすくなった。特別調査船ビーグルは1831年の改造型である。
模型はアナトミー本から構造模型で自作した。材料は洋ナシ、米ツゲ(ボックスウッド)を主に使用した。木造船もこの時代になると強度を要するところには、鉄材が使われようになった。ただし、作品ではその部分は省いている。
No.36 チャールズ・ヨット
(CHAELES ROYAL YACHT)
製作者:西谷 眞宏 船 籍:イギリス 建 造:1674年 縮 尺:1/64
キット:ウッディジョー
イングランド王チャールズ2世の時代に遊びのために作られたヨットを代表する型といわれる優雅さがある。キットは正確で作り易いと定評のあるウッディ・ジョーである。久しぶりにキットを購入して説明書に従って、なるべく忠実に製作してみた。
No.37 フェア・アメリカン(FAIR AMERICAN)
製作者:田鹿 康政 船 籍:アメリカ 建 造:1778年 縮 尺:1/48
キット:モデルシップウェイ
製作を始めて3年目になります。キットの部品(グレーティングやキャプスタン)はできるだけ使わずに、自作してディテールアップを目指しています。キャプスタンはバーを入 れて部品点数38点から出来ていますが、キャプスタン1つ作り換えるだけでもスケール感がアップすると考えています。これからも少しずつではありますが、楽しみながら作っていきたいと思います。
No.38 フライング・フィッシュ(FLYING FISH)
製作者:安田 光 船 籍:アメリカ 建 造:1851年 縮 尺:1/96
キット:モデルシップウェイ
1851年に建造されたアメリカのクリッパーで、帆船時代の最後を飾る快速船です。その快速の訳はスタンスルという補助帆がフォアマスト及びメインマストに取り付けられ、こ の帆が大きな働きをしています。そして特異なのは各ヤードの上に FOOTR0PES という足乗せ板が付いていることです。補助帆の機能と合わせて早く帆の上げ下げができ、その上風 をより多く受ける事ができる特筆すべき方法です。また、甲板にトイレがあることも特徴点です。
この船は貨客船で、ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、香港等に中国茶等を運び大活躍をした帆船です。
No.39 ヴァーサ (VASA)
製作者:梅川 真弥 船 籍:スウェーデン 建 造:1628年 縮 尺:1/75
キット:コーレル
ヴァーサ号は、当時スウェーデンが建造した軍艦のうち一番高価で一番華麗に装飾された艦であった。64門の大砲、50メートル余りあるマスト、数百を数える金色や様々な色が 施された彫刻、軍艦の中でも最高の旗艦になる予定だった。
1628年8月10日、処女航海に出港したが、わずか1300メートルのところで風にあおられ沈没してしまった。沈没してから333年後の1961年9月に引き揚げ作業が完了。現在、スウェーデンのヴァーサ博物館に保存されている。
キットには帆はついていませんが、帆をつけてみました。
N.o40 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:高山 實 船 籍:スペイン 建 造:1492年 縮 尺:1/45
キット:自 作
「コロンブスが大西洋の航海探索に出帆したのは1492年8月3日、この航海で彼はキューバやハイチなど西インド諸島を発見し、後にアメリカ大陸まで達したのだが、この結果、 地球が丸いということを実証するきっかけとなった。またこの船はその後外洋帆船のルーツとなった」と書物に書かれています。
歴史上最も有名な帆船と改めて知り製作したいと思い、知識・技量ともに伴わないスタートでしたが、多くの会員の方にアドバイスをいただきながら船体部分のみは出来上がりました。あと1年かけて完成させたいと思っております。