番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.21 | アーク・ロイヤル | 堀岡 長紀 | No.26 | スウェーデンのヨット | 小野田 周二 | ||
No.22 | ゴールデン・ハインド | 西明 秀哉 | No.27 | ベレロフォン | 久保田 光昭 | ||
No.23 | ラ・トルネーズ | 藤田 博 | No.28 | ブルーノーズ | 名川 喜八 | ||
No.24 | 宝船 | 藤田 貞重 | No.29 | ロイヤル・キャロライン | 高山 實 | ||
No.25 | ギリシャのバイリーム | 五十嵐 康晴 | No.30 | ソヴィリン・オブ・ザ・シーズ | 鈴木 克昌 |
No.21 アーク・ロイアル (ARK ROYAL)
製作者:堀岡 長紀 船 籍:イギリス 建 造:1587年 縮 尺:1/50
キット:アエロピコラ
1587年建造後、エリザベス女王(1世)に買い上げられ、1588年スペイン無敵艦隊のイギリス侵攻の際、司令長官ハワード卿乗船のイギリス海軍の旗艦としてこれに対戦、歴史に残る大海戦となったが、英国海軍を大勝利へと導いた。
30年位前のキットを手に入れたのだが、部材が古く、キール、フレーム以外の部材は別の材料で作り直して使った。舷側の色模様の塗り分けに苦労した。塗装の境目をはっきりできず苦心したが細い黒テープを使うことで上手く解決することができた。
No.22 ゴールデン・ハインド(GOLDEN HIND)
製作者:西明 秀哉 船 籍:イギリス 建 造:1577年 縮 尺:1/53
キット:マモリ
ゴールデン・ハインドはイギリスのガレオンで私掠船である。当時対立していたスペイン船のように改造しスペイン船を襲って多くの財貨を得た。船長のドレークはナイトの称号を得た。この船はマゼラン海峡を越えて世界1周をした2番目の船としても有名である。船名は「金の雌鹿」である。
この模型は1997年に製作した。1998年の第20回展のジオラマの一部として出品し、2002年の第24回展にも出品した。帆は布をリボン状に切り、貼り合わせて構成している。また塗装の塗り分けにも独自の方法を用いた。
No.23 ラ・トルネーズ (LA TOULONNAISE)
製作者:藤田 博 船 籍:フランス 建 造:1823年 縮 尺:1/75
キット:コーレル
ラグスルと呼ばれる特殊な後帆を自在に操り、帆船時代の後期、フランス海軍で活躍した快速帆船である。1823年8月13日、フランスの軍港として有名なツーロン港で進水した。ジョルスイン提督に率いられスペイン海戦に参戦した。当時のスクーナーとしては小型であるが、帆船としての美しさに定評があった。
製作歴は2船目であり、まだまだ出来栄えに不満なところが多い。いろいろな講習を受け、先輩の指導をいただき、さらなる上達を目指したい。
No.24 宝 船
製作者:藤田 貞重 船 籍:日 本 建 造:江戸時代 縮 尺:1/30
キット:ウッディジョー
幸福を呼ぶ七福神が乗った宝船で、本格和船に絵から飛び出したようなめでたい乗り合い七福神をセットした豪華インテリアモデルです。
No.25 ギリシャのバイリーム
(GREEK BIREME)
製作者:五十嵐 康晴 船 籍:ギリシャ 建 造:BC.480年 縮 尺:1/35
キット:アマティ
バイリームとは「2段櫂船」のことで、このガレー船の特徴は舳先に敵を睨み付ける眼が描かれ、船首には敵船に体当たりして孔を開ける衝角が付いていた。
今回舳先の眼を彫刻で作ることに挑戦してみました。彫刻の得意な古代ギリシャ人なら眼を彫刻で作ることもあったのではと思いました。
No.26 スウェーデンのヨット
(SWEDISH YACHT)
製作者:小野田 周二 船 籍:スウェーデン 建 造:1770年 縮 尺:1/24
キット:自 作
オランダの優れた造船技師フレデリック・チャップマンの設計で造られた美しい船体と独特な帆装を持った快速プレジャーヨットです。今年2月の研究会に製作事例として発表しました。
No.27 ベレロフォン (BELLEROPHON)
製作者:久保田 光昭 船 籍:イギリス 建 造:1786年 縮 尺:1/72
キット:ビクトリーモデル
意外にキットの種類が少ないイギリスの74門艦であるが、アマティ ビクトリー・モデル製の " ヴァンガード"のキットを使用して同型艦のベレロフォンとして製作中。
バルクヘッドは中央部以外の喫水線下のラインが痩せており船体線図を参照して修正した。 装飾部品は硬いダイキャスト製で艦尾の微妙な曲面に合わせにくいため、プラリペアで複製して一つずつ切り離して接着した。左右の女神像のみはツゲから彫りだしたが、仕上がりを揃えるため塗装した。ヘッドレールとチークはアマリロ材から自作、メインウェールはトップアンドバットを再現するなどした。
No.28 ブルーノーズ (BLUENOSE)
製作者:名川 喜八 船 籍:カナダ 建 造:1921年 縮 尺:1/100
キット:アマティ
ブルーノーズは、1921年カナダで漁船として建造されたが、多くのレースに参戦して優勝し、最速の漁船として有名になった。
キットはアマティ社であるが、帆とか外板等は自分の好みに合わせて製作した。
No.29 ロイヤル・キャロライン
(ROYAL CAROLINE)
製作者:高山 實 船 籍:イギリス 建 造:1749年 縮 尺:1/47
キット:パナルト
多くの会員の方々が製作されているポピュラーな船です。自身3隻目の製作ですが、相変わらず外板貼り、甲板貼りが上手くいかない。初めての経験は金属オーナメントのバリ取りと曲面に合わせる曲げ、螺旋階段の円周を120度にすることなど。それでも少しはキットの指示(図面)通りに作らず自分のオリジナリティを入れることができたのは小さな進歩です。
螺旋階段のステップにはゴールドの板を貼ってみました。イメージはタイタニックの階段?です。今回も多くの会員の方々にアドバイスをいただいたこと感謝申し上げます。
No.30 ソブリン・オブ・ザ・シーズ
(SOVEREIGN OF THE SEAS)
製作者:鈴木 克昌 船 籍:イギリス 建 造:1637年 縮 尺:1/78
キット:セルガル
1637年チャールズ1世によって建造され、800人の乗組員と104門の大砲で武装した当時世界最大の船で、船体を覆う装飾は金箔を貼られて黄金色に輝き「黄金の悪魔」と恐れられヨーロッパの海に君臨したが、1696年コックが消し忘れたキャンドルによる失火で60年の生涯を終えた。
製作開始から5年経ってしまいました。同好会入会1年前に購入しましたが、この船はハードルが高すぎ小生の帆船模型製作技術では苦戦、基礎講習会の講師の方々の助言をいただいて製作中です。来年は完成を目指して出展しようと思っています。