会員の職業や経歴は幅広く多岐にわたっています。人によっては木工専門とか、機械に詳しい人だとか、模型が本業というような人もいますが、全く模型とは関係のない人も大勢います。
帆船模型を趣味にするということは、どうやら、仕事とは関係がないようです。 むしろ専門分野以外で趣味として関わりたいという人が多いのです。そのせいか、あまり仕事の話は出ませんが、船の話になると目を輝かせる人達ばかりです。
共通の話題で話しだすと、きりがないくらい話が弾みます。船作りも楽しいけれど、会員同士が集まってのおしゃべりも楽しいものです。
入会の際に年齢制限はありません。そのため会員の年齢層の幅は広く、お勤めをリタイヤして第二の人生を歩んでいる人が多いですが、学生さんや現役で活躍している人など、さまざまです。帆船模型と年齢は関係ありません。帆船が好きならどなたでも、仲良く和やかに、また気軽にお付き合いできるのが当会の特徴です。
帆船模型が中心でキットで作る人が多いのですが、同じキットで作った作品でもその結果は大きく違う場合もあります。
船台に力を入れたり、塗装に凝ったり、ロープの張り方が得意など、それぞれの得意技があります。ときには、作品を見ただけで誰の作品かが分かるという、個性のある作品もあります。芸術作品のように個性を強調するのも面白い一面でしょう。
会員によっては、とてつもなく小さいけれど精密な船、逆に縮尺に忠実で大きい船など、その作品傾向もさまざまです。キャビンの内部をミニチュアで作り込んでリアルな船内風景を再現したもの、船の内部構造を忠実に再現した作品、油絵やジオラマなどもあります。