2025年1月 研究会ダイジェスト

かながわ県民センター304会議室

ID333 田鹿 康政

 

 新年最初の研究会は1月13日(祝)、37名の会員が集まり、冨井会員による「コンフェデェラシー」の製作事例をお願いしました。こちらの製作事例は過去にも3回取り上げられていますが、今回は基礎講習会の進行状況を考慮して頂き、船体部分の説明のほかに「リギング関連」の話を中心にして頂きました。

 ここ数年、新入会員の方も多数入会されているので、リギングについての説明には皆さん真剣に耳を傾け聞いていたのが印象的でした。

 プランキングについての話しもありましたが、最近は瞬間接着剤を多く使用しているとのことです。

昨今、接着剤の種類も豊富になり用途別に細かく分類されているので、帆船模型製作においても利用範囲が広がって使い勝手も良くなっているようです。

 一例としてスターンギャラリーの窓枠が細く強度不足なので、枠の裏側に瞬間接着剤をしみこませておくと補強材の代わりになるそうです。

 その他、板曲げに中性洗剤を垂らした水に漬ける方法や、甲板の仕上げに白木用水性塗料(白木まもーる)を使うなど、多岐にわたって新しい発想や工夫で帆船模型製作に取り組まれている姿勢が垣間見られました。

 尚、「かたふり75号、78号、82号」には、今回説明の無かった船体部製作の詳細が載っていますので、新入会員の方には是非とも参考にしていただきたいと思います。

以上

説明をする冨井会員
説明をする冨井会員
熱心に聞き入る会員
熱心に聞き入る会員