2024年 構造模型講習会( 第4回)ダイジェスト

                                                                                                                                                 2024年10月19日(土) 13:00~16:50

                                    かながわ県民センター3階 304会議室

                                         構造模型講習会担当:大坂

 

 秋めいて少し寒くなりはじめたなと思ったら、季節外れの暑さ(29.5℃)で、額に汗を流しながら会場に向かいました。     さて、講習会折り返し点の第4回講習会になりましたが、作品製作の進み具合は、製作目安まで到達して休憩中の方、遅れを挽回された方、はたまた更に先行して製作中の方など様々ですが、概ね“船体外殻の組み立て”までは、めどがついた状況の中開催されました。 尚、今回の出席状況は、所用で欠席の方2名で、14名の方が参加され、累計の出席率は95%となりました。

 講習会の概要としては、講習生の進捗確認を兼ねた質疑応答と次ビーム製作関連の説明で前半を終え、休憩後の後半は、製作が先行されている講習生からの“製作事例発表”、講師からの補足・追加説明がありました。

 

【前半】

①進捗確認は前述の通りで、質疑応答の中では、製作事例としてフレーム間隔を保つ方法としてバルサ材のスペーサを貼り 付けてサンドペーパー掛けすればフレームがビビらないで研磨が上手くできるとの講習生からの紹介がありました。

②ビーム関連の補足説明事項

 ビーム取付けポイント:・ビームのセンターを揃える・取付け順は船首/船尾先端より中央へ順次取付ける・ビームとフ レームの平行出し・デッキの上層・下層の位置関係を正確にする。

 デッキクランプの取付け位置:デッキクランプ取付け位置は、舷側側のビーム上面が基準面になる事を理解して設定すること。デッキ面とガンポートとの位置が合わなくなるので注意する。

 構造模型ならではの先の先まで読んで作業を準備するようなコメント多くなりました。

【後半】

①製作進捗が先行されている講習生H.Tさんから最新の製作事例の紹介がありました。

・船室内の小部屋検討と扉の製作・自作設計による螺旋階段の図面と製作・ビーム製作時の中心決めの方法・スジボリを利用したデッキ板の表現・ストリップ材の簡易クランプ治具 等アイディア豊富な説明で大変参考になりました。

②飯沢講師より、リンバーストレイク、シックスタック、リブバンドについて補足説明がありました。

また、次回までの製作目安については、構造模型をどこまで作り込むかは各自の判断によるので、ビーム製作に取りかかる程度とすることで講習会を終了しました。

 

【その他】

①   艤装部品:3Ⅾプリントで製作した“4ポンド砲x8とスィーヴェル砲x6”の実費頒布

②   図面・資料関係:講師より<要望のあった「Stove」図面>、また、講習生より<「デッキビーム材のノッチ加工図面」「らせん階段の図面」、自作Stove資料>等の提供をいただき、後日講習生にメール配信しました。

 

次回は、 2024年構造模型講習会 第5回 は12月20日(金)

     かながわ県民センター 第304会議室 PM1:00~の予定です。

以上

製作作品を手に取り、解説中の飯沢講師
製作作品を手に取り、解説中の飯沢講師
講師製作中の作品 (ロイヤル・キャロライン)
講師製作中の作品 (ロイヤル・キャロライン)
製作事例をPP資料で紹介中の講習生のH.Tさん
製作事例をPP資料で紹介中の講習生のH.Tさん

第4回講習会ともなると、作品製作も進み、開講準備中の僅かな時間を利用して、それぞれの進捗状況や情報交換で話が弾みます。
第4回講習会ともなると、作品製作も進み、開講準備中の僅かな時間を利用して、それぞれの進捗状況や情報交換で話が弾みます。
休憩時間風景①:講師の作品を囲んで質疑応答中。 キットの装飾金具が利用できるかどうかを現物確認中
休憩時間風景①:講師の作品を囲んで質疑応答中。 キットの装飾金具が利用できるかどうかを現物確認中
休憩時間風景②:講習生が持参した作品を前に歓談中。
休憩時間風景②:講習生が持参した作品を前に歓談中。